めまい

　めまいとは、目がまわるような、くらくら、ふらふらとした感覚の総称を指します。

　自分の目がまわっているように感じる場合や、周りの景色がぐるぐるまわっているように感じる場合もあり、さまざまな要因により起こります。

　目が回る、ふわふわする、立ち上がるとくらっとする、全て「めまい」と表現される事があるので、一言で「めまい」といっても、いろいろな病気の可能性も考えられます。

　一般的に、めまいが引き起こされる原因として多いのは、内耳の機能の異常です。

　その他にも、ストレスやウイルス感染、脳の異常によって引き起こされるというケースも少なくありません。

　脳の異常とは、主に血流不足、脳幹の機能低下、脳卒中などが該当します。

　脳出血や脳梗塞などの脳の病気でもめまいは起こりますが、この場合はほかの神経症状を伴う事が多く、脳の検査が必要な場合もあります。

　耳の病気でもめまいが起こることがあり、耳鳴りや難聴などの耳の症状を伴います。

　ところが、脳の検査や耳の検査をしても異常が認められない「めまい」が一番多く、日常的に繰り返す「めまい」となります。

Q：起きたときにめまいがするのはなぜですか？

A：「ベッドから起き上がるとフラフラする」など、起床後のめまいに朝から悩まされる方は少なくありません。

　　様々な原因が考えられますが、このような起床後のめまいを起こす理由のひとつに、「脱水症状」があります。

　　真夏や炎天下での熱中症を想像する方もいると思いますが、季節を問わずいつでも起こるのが特徴です。

　　特に、夜間であっても就寝中は想像以上に汗をかきます。

　　人は汗をかくと、体内の水分とともに塩分やカリウムなどの電解質も失います。

　　水分量が減ることで全身を循環する血液量が減り、結果としてめまいを引き起こしてしまいます。

　　また、塩分やカリウムなどの電解質が減ることで血圧が低下し、めまい・立ちくらみ・倦怠感などの不快な症状を引き起こすのです。

　　さらに、更年期の方はホルモンバランスの影響で寝汗をかきやすくなったり、加齢とともに喉の乾きを感じにくくなったりと、年齢による体の変化も相まって脱水症を起こしやすくなります。

　　脱水症は真夏に限ったことではなく一年を通して注意が必要であり、睡眠中も脱水症になる危険性があることを理解しておくと良いでしょう。

 

Q：ストレスが原因でめまいは起こるのでしょうか？

A：ストレスにより、めまいがしてしまうことがあります。

　　日常生活におけるストレスや、環境の変化、仕事や対人関係における悩み等、様々な心・身体へのストレスが、めまいを引き起こすことが考えられます。

 

Q：なんとなくめまいがしてしまうことがあります。少し様子をみて良いでしょうか？

A：めまいは、多くの人に見られる症状です。

　　軽いめまいの場合、少し休んで様子を見る方も多いかもしれません。

　　しかし、めまいを起こす背景には脳や耳の病気が隠れていることもあり、自己判断するのは危険です。

　　めまいを感じたらなるべく早く検査・診断を受けることが大切となります。

　　また、ふわふわ浮いているようなめまい・グルグル回転するめまいなど、めまいの感じ方にもいくつかの種類があり、異常のある部位によって、めまいの現れ方も変わってきます。

　　検査・診断を受ける際は、どのようなときに起こるのか・めまいの感じ方・持続時間・頭痛・吐き気・手足のしびれなどの有無を伝えると診断がスムーズです。

　　診断の結果、脳や耳の病気が見つかれば専門的な治療を受け、そうでなければ生活習慣の見直しとともに市販薬を上手に利用するのも良いでしょう。

 

Q：めまい来院するとき、注意することはありますか？

A：あかり整骨院では、めまいの状態を伺った上で、適切な施術を行うことを心がけております。

　　事前に、下記のような状態を確認できると良いでしょう。

•めまいが起こりやすいのはどんな時か？

• 「目の前の景色がまわる」「ふらふら揺れている」「目の前が真っ暗になる」など、どのようなタイプのめまいか？

• めまいが起きてから落ち着くまで、どれくらい続くか？

• 何度も繰り返すめまいかどうか？

• めまいに伴う症状はあるか？

（耳鳴り、難聴、吐き気、頭痛、しびれ、呂律が回らないなど）

• 治療中の病気、服用中の薬はあるか？

　当院では、痛みの原因から考え、めまいに対するアプローチしていきます。

　具体的な内容としては、全身の血行促進をさせるような全身調整や、水素吸入などを行っております。

　事前にしっかり説明した上で施術を行いますので、初めてで不安に思われる方もどうぞご安心ください。

　現在の状態にあわせて、丁寧に施術させていただきます。