身体の歪みの原因とその影響
1 身体が歪んでしまう原因
⑴ 原因
人間は二足歩行をしていますが、この歩行の仕方自体が地球の重力に逆らう姿勢であるため、知らない間に骨や関節、筋肉に大きな負荷がかかっています。
そのため、身体の歪みの根本的な原因といえば、二足歩行という重力に逆らう姿勢をとり続けていることだと考えられます。
しかし、これだけが身体に歪みを生じさせる原因ではありません。
普段の生活の中では歩くだけでなく、その場で立つ・座る・走る・横たわる等の様々な動作をしますが、その中で骨盤や骨格などの歪みを助長させてしまうような姿勢や癖、習慣があると、それらが蓄積されてだんだんと身体が歪んでいってしまうのです。
⑵ 具体例
身体の歪みを助長させる具体的な姿勢や癖としては、立つときに片足にだけ体重をかけていたり足を交差させていたり、座るときに足を組んでいたり身体をひねっていたり、頬杖をついたりしている等が挙げられます。
習慣としては、片手や片足だけをよく使うスポーツをしていたり、長い時間デスクワークをしていたりする等が当てはまります。
こうした姿勢や癖、習慣は、無意識に身体へ負担をかけてしまっている状態であるため、見直してみることが大切です。
2 歪みによる身体への悪影響
こうして身体が歪むことにより、身体には様々な影響が及びます。
まず、猫背や反り腰になる等、姿勢が悪くなってしまいます。
姿勢が悪いのは、全身のバランスを保っている骨盤や背骨の位置、筋肉のバランスが崩れている状態であるため、様々な部位で不調が生じる原因となります。
肩こりや頭痛、首の痛みといった痛みの他に、足のむくみや手足の可動域の制限等も現れることがあります。
また、骨盤や背骨の位置がずれることによって内臓の圧迫や血行不良の原因となり、内臓機能の低下につながります。
そうなると、代謝が低下したりだるさを感じたり、頭痛や眠気が生じることがあります。
3 姿勢矯正や身体の癖の見直しは当院へお任せください
⑴ 身体の歪みを放置せずご相談ください
痛む箇所がある場合、その箇所をかばうことによって別の箇所に負荷が集中し、痛むようになってしまうこともあります。
このように、身体が歪んでいると、その影響はだんだんと広がっていきます。
そのため、身体の歪みがある場合には解消することが必要です。
身体の歪みを解消することで、身体の痛みや不調も解消されるケースが多く見られます。
といっても、初めから身体の歪みが不調の原因であると自覚されている方は多くないかと思いますので、身体に何かしらの不調がある場合にはお早めに整骨院へご相談ください。
⑵ 痛み・歪みの改善と日常生活についてのアドバイスを行います
当院でも、骨盤矯正や猫背矯正といった姿勢の改善に対応しております。
初めから姿勢改善のご相談でなくても、肩こりや腰痛等の不調を当院へご相談いただいてお調べした結果、全身の歪みが根本的な原因となっていたというケースもあります。
そのため、当院では痛みが出ている箇所だけでなく、全身の筋肉や関節の状態をお調べし、痛みの緩和と歪みの改善を目指します。
また、カウンセリングで、お仕事やスポーツ等、身体の歪みにつながってしまうような癖・習慣がないかお伺いし、これらと両立させながらも日ごろからどのようなことに注意すればいいのかについて、アドバイスさせていただきます。
原因が分からない身体の痛みや不調に悩まされている方や、身体の歪みを自覚されている方は当院までご相談いただければと思います。