ぎっくり首の原因と対応
1 ぎっくり首とは
ぎっくり首とは、その名のとおり、ぎっくり腰と同じように、突然首に激痛が生じた状態を指します。
急に振り向いたりくしゃみをしたりするなど、急な動作がきっかけで起こるといわれています。
急性頸椎捻挫症ともいわれることもあり、上記のような動作によって、首の筋肉に急な負荷がかかり、首の骨のじん帯を痛めてしまっている状態です。
2 原因
ぎっくり首が起こる原因としては、
- ・猫背
- ・長時間のデスクワークやスマートフォン操作
- ・慢性的な肩こり
- ・反り腰
- ・巻き肩
などが挙げられます。
上記のような習慣や姿勢の問題というのは、身体の歪みにつながり、首にかかる負荷に対して弱くなっていたり、関節の可動域が制限されていたりする状態の原因となります。
そのため、ふとした動作でぎっくり首になってしまう可能性が高いとされています。
3 対応
⑴ 自己流のマッサージは避け、安静にします
ぎっくり首になってしまった場合は、無理に動かさずに安静にすることが大切です。
また、痛みのある場所を冷やすことで、回復が早まることもあります。
自己流のマッサージやストレッチは、いずれも悪化させてしまうおそれがあるため、何もしないで安静にするのがよいかと思います。
⑵ 整骨院へご相談ください
数日間安静にすると痛みは引くと思いますが、2で挙げた原因が取り除かれない限りは、ぎっくり首が根本的に改善したとは言い切れません。
痛みがなくなったからといって放置していると、再発する可能性もあるため、ぎっくり首になってしまったら放置せず、整骨院へご相談ください。
2の原因に心当たりがなかったとしても、実は身体に歪みが生じており、それがぎっくり首の原因となっていたという場合もありますので、一度みてもらうことをおすすめします。
施術を受けることにより、身体の歪みや肩こり等の不調が解消でき、ぎっくり首の根本的な改善も目指すことができます。
院によっては、ぎっくり首を引き起こすような日常的な習慣を改善するためのアドバイスをもらえるところもありますので、日常生活で気をつけるべき点について、通院先へ尋ねてみるのもよいかと思います。